香典返しの「のし」について
香典返しというと、当然商品ということになりますが、
中には商品券などの場合もあるようです。
しかしできればカタログギフトのようなものにして、
香典返しの多い方用にはそれプラス商品券というよう
にするといいようです。
ただ単に商品券はちょっとおすすめできません。
そしてそれらの香典返しには「のし」をつけることになります。
この場合「のし」の水引きは、やはり白黒か黒銀が一般的です。
ただし関西などの香典返しの「のし」に使う水引きは?色と白
の場合もあります。
そして二度と起こらないことを願うという気持から、香典返し
の「のし」につかう水引きは結び切りです。
しかし、今後のお付合いもよろしくということで、香典返しの
「のし」にも解けそうで解けない、あわじ結びを使用する場合
もあります。
あわじ結びは解くに関西ではおめでたいことにも、香典返しの
ように悲しいことにも、両方の「のし」に使う場合があります。
このそして香典返しだけでなく香典も同じ「のし」を使います。
では香典返しの「のし」の書き方としては、仏式では「志」と
書き、関西から九州までは、「満中陰志」と書く場合もあります。
そして、その下には家の名前を書くようにしましょう。
また、同じ香典返しの「のし」でも神式、キリスト教式などでは
「志」のほかに「偲草」や「偲び草」という文字を使うときもあり
ます。
香典返しの場合は贈る側の書き方になりますが、香典を渡すとき
には「志」なら無難ともいえそうです。
このように香典返しの「のし」には宗教の違いなどで文字が違って
くることがあるということだけは知っておくといいでしょう。