お見舞い

入院した知人に贈るお見舞い品に、意外に靴下は喜ばれるかも。

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知人が入院した時、お見舞いに伺いたいと思いますね。その際には、相手が何の病気で入院したのか、どれくらいの期間の予定なのか、具合はどうか等、相手の様子を、できるだけ前もって確認しておきましょう。

 

その上でお見舞いを考えるのが、良いでしょう。相手は病人なので、気分がすぐれなさそうな時には、お見舞いを見送り、病人の負担にならないよう気をつけましょう。それが、何よりのマナーです。

 

頂いて嬉しいお見舞い品

 

さて、お見舞いに持参するお見舞い品について、考えてみました。私は数回程、夫が10回近く入院したので、その実体験から、頂いて嬉しいお見舞い品があります。

 
まずなんといっても、お見舞金が一番助かります。はっきり言って、入院には費用がかかります。入院費はもちろんですが、本人や家族が病院に通う際の交通費、病院での飲み物やおやつ代、

 

 

家族が病院にいる間のお弁当などの食費、その他もろもろ。そして、大黒柱や主婦が入院した際には、生活費が左右されるケースも生じます。ですので、本音のところお見舞金を頂けると、大変助かります。
またお見舞金の良いところは、金額が明確だということです。お見舞いを頂いたらお返しをしますが、品物だと金額がわからないので、見当をつけてお返しします。

 

 

それで全然構わないのですが、お見舞金の場合は明確なので、お返しし易いというのはあります。

 

 

プライベートにはそれほど踏み込まない関係がありますね。仕事関係、それほど親しくないご近所、学校関係などがあげられるでしょう。このような、少しだけ距離を置く関係の場合、お見舞金は渡し易いと思います。

 

 

また事情のわかる親族も、お見舞金を用意して下さることが多いように思われます。それ以外の、プライベートでとても親しくしている友人やご近所さんの場合、お見舞金でなく、品物でお見舞いして下さることが多いかもしれません。
この、お見舞い品について少々コメントさせて頂きます。

 

お見舞い品というと、まず思い浮かぶのは何でしょうか。お花、果物、軽めのスイーツ等でしょうか。お花についてですが、綺麗で嬉しい品物です。

 

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ただ、切花だと花瓶がいり、水替えをしなければなりません。アレンジメントは良いと思いますが、小さめであっても、もし他の方からと重なっては、置き場所に困ります。

 

そしてお花の場合、患者さんには香りが辛いことがあるのです。昔はお見舞いの定番でしたが、このように考えると、お花は避けた方が無難かもしれません。

 

次は、果物及び軽めのスイーツです。果物は、ナイフを使わなければならないような物、食べる際にお皿が必要なものの場合、狭い病室ではナイフやお皿を用意していないことがあるので、避けたほうがいいのではないでしょうか。

 

みかんのように小分けできるものなら、他の入院患者さんにお裾分けできてよいかと思います。

 

スイーツについてです。小分けできるような個包装のものは、果物と同じく他の入院患者さんにお分けできるので、良いでしょう。

 

ただ、いくら他の患者さんにお分けすると言っても、入院患者は大抵運動をしませんので、あまりお腹が空きません。その辺りを考慮して差し上げると、良いのではないでしょうか。
本の差し入れを思いつくことがあるかもしれません。ちなみに私は読書好きなので、本のお見舞いは喜ぶと思われるかもしれません。しかし、私が好む本は、かなり幅が狭く、適当に頂いてもそれほど嬉しくありません。
また、本で気を紛わすことさえできない症状の人もいます。大きな手術後の人、抗がん剤治療の人、うつ病の人が代表的です。
このようにお見舞い品には、案外、気を使わなければなりません。

 

実際にもらって嬉しかったもの

 

そこで、入院経験のある私が頂いて嬉しい品を、少し挙げてみました。まず、手書きのカードは嬉しいです。かさばりませんし、心のこもった思いやりある言葉は、気分がすぐれなかったり辛いときに慰めてくれることでしょう。
次は体を冷えから守ってくれる品。病院は空調設備がきいており、特に冷房で体が冷えることがあります。また、ちょっと外の空気をすいにいくこともあります。そういう時に、あると便利だと思うものです。
具体的にはハーフサイズのブランケットやスカーフなど、良いのではないでしょうか。特にブランケットは、肩にかける事はもちろん、羽織るようにまとうことができると応用が利きます。

 

退院後も使えるような品物だと、喜ばれるかもしれません。

 

 

スカーフはあまり厚手でなく、コンパクトに折りたためるもの。首にくるくる巻いて暖めてくれるもの。男性が巻いてもおしゃれに見えると、さらにいいと思います。これも退院後の外出時に、使える品だと嬉しいですね。

 

お見舞い品に靴下は、意外に喜ばれるかも

 

また私にとって意外だったものに、靴下があります。先述のとおり、病院は温度調節が難しい場所です。自分で工夫するわけですが、首元、肩、そして足元を暖かくすると、結構寒さよけになります。

 

 

また、靴下をはいて寝る事で、就寝中の足元の冷えを防げます。そこで靴下の出番です。お見舞い品の場合、普段買わないような高価なもの、おしゃれなものはいかがでしょう。

 

 

頂いた側も、靴下ならそれほど気負わずにすむかもしれません。靴下は、案外頂いて嬉しいものかもしれませんよ。