礼儀としてはすぐに開けるのが礼節としては正しい
プレゼントを貰った際、もらったらすぐ開けるのか、後で開けるのかという問題がありますが、こちらの問題は、プレゼントをあげた側の立場になって考えた場合、相手の方の喜ぶ顔が見たいわけですからもらったらすぐ開けるのが礼節としては正しい対処となります。
ただし問題としてはどのようなシチュエーションでプレゼントを渡しているのかも問題です。プレゼントを受け取る相手の方が怒っている際や苛立ちを見せている際、たとえ相手の方が欲しがっていた商品をプレゼントしても、そのマイナスの感情が消えるとは限らず、逆に物で釣って解決しようと取られることもあり逆効果になることもあります。
また、相手の方の好みに合わないプレゼントを渡してしまった場合も同様で自分のことを嫌っていると受け取られる場合もありますので事前に相手の方にプレゼントを渡す人はプレゼントを贈る方の好みや感情を汲み取らないといけません。
何故プレゼントをもらった際、もらったらすぐ開ける風習になったのか
プレゼントをもらった際、すぐにプレゼントを開ける風習になった理由ですが、昔は日本では相手の方から贈り物をもらった際、すぐには中身を確かめるという行為自体は恥ずかしいものとされプレゼントをもらったらすぐ開けるという行為は取りませんでした。
しかし、ヨーロッパの文化や欧米の文化、海外のドラマなどが日本でも広がり、恋人同士がプレゼントを渡しその場で開ける光景をドラマなどを通じてみることでその文化が良い文化なのではないかと広がりを見せたため現在ではプレゼントをもらったらすぐ開ける風習が根付きました。
もらったプレゼントを開けない理由とは?
中にはもらったプレゼントを開けない人もいます。その理由の多くはプレゼント自体に期待をしていないという声があります。人間には学習というものがありまして、過去に起きたことを学習する機能があります。
過去に相手の方からプレゼントをもらった際、自分のほしい物ではなかったり、明らかにたいした物ではなく、形式上プレゼントを贈るだけだと学習した場合、相手の方の喜ぶ顔を優先するのではなく、自分の感情を優先するために相手の方の喜ぶ顔よりも、ほしくない物だから開ける必要も無いという感情を優先します。
これが相手の方のプレゼントを開けない人の考え方です。すべてがそういうわけではないのですが、子供の時、兄弟がいた場合、兄、または弟がいる家庭に結構多く、兄か弟は自分の欲しい物をもらえているのに何故自分だけどうでもいいような物をプレゼントするんだと思った人は結構いるかと思います。
それの延長戦で自分の興味のあるものなんてプレゼントしてもらえないと頭が勝手に判断するため、相手にまったくの期待をしなくなります。これは子供の時に根付くこともありますのでほしい物がもらえないということが原因でプレゼントを開けない、もしくはあけようとすら思わないという人もいます。
ただ、まだプレゼントを開けようとしないだけで留まっているのであればまだマシな方であると言えます。酷くなってくると平気でプレゼントをゴミとして捨てようとする人もおり、よく喧嘩になる人も居ますし、自分が得をしているか損をしているのかというものさしでプレゼントをもらうという考え方になり、相手の気持ちではなく、損をしているか得をしているかで測るような人もいます。
結局どちらが正しいのか
プレゼントをもらったらすぐ開けるかどうかについては結局どちらが正しいのかという問題については答えは出ません。
その理由ですが、ひとつは、どういった場所でプレゼントを渡し、2つはプレゼントの中身はその場所で見ても恥ずかしい物ではないかどうかなどシチュエーションが大事であるからです。
プレゼントを渡す際、相手の方が不快に思ったり、恥ずかしいと感じるような物をプレゼントした場合、相手にとってうれしいという感情があればよいのですが、恥ずかしいという感情や腹が立つなどマイナスの感情が買ってしまう場合、そのプレゼントはもらったらすぐ開けるような物では無い物であるとされます。
ですので、必ずしもその場ですぐにもらったらすぐに開けるという行為が正しいとは限りません。むしろ相手の方に恥をかかせてしまうこともありますので、そうなると次はプレゼントをした際もらったらすぐ開けるようなことにはならず、警戒され、プレゼントは開けてもらえなくなるでしょう。
プレゼントを開ける開けないですが、どちらの礼儀が正しいかについてはあげるプレゼントがすべての答えで、相手の方を喜ばせるもの意外は相手の方も警戒をしますので、一度目はプレゼントをもらったらすぐ開けてもらえるでしょうが2度目はないものであると考えたほうが良いでしょう。
プレゼントをその場で開けて貰いたいのであれば、プレゼントを渡す相手の方に恥をかかせることなく、喜んでもらえる品物をプレゼントすることが望ましいです。