誰かに何かをプレゼントされたとき、あなたは贈り主の気持ちをきちんと汲み取れていますか?そして、嬉しさをストレートに表せているのでしょうか。
日本人は感情を表に出すのが苦手とされている国民性。心の中では本当に嬉しく思い、感謝しているのに相手に上手く伝えられない人が少なくありません。
これでは、プレゼントを贈ったほうも贈られたほうもイマイチ盛り上がりません。プレゼントは贈り主からの一方的な行為として捉えていると、せっかくの思いやりが台無しになってしまいます。
では、プレゼントをもらったときにはどのようにして振る舞うのが正解なのでしょうか。プレゼントをもらったときに相応しい一言や開けるタイミングについても考えてみましょう。
まず、贈り主はあなたに喜んでもらうことを前提としてプレゼント選びを行います。そのために、買い物に行く時間を割き、あなたに何が相応しいものを選び、金銭を支払います。
また、それ以前から「何を贈ろうか」「リサーチしてみよう」と多くの時間と手間を既に費やしているのです。これだけのことを想像するだけでも、あなたへの思いやりが十分に伝わってくるようです。
そして、その気持ちに応える必要があると改めて感じるのではないでしょうか。
では、実際にどのように感謝の気持ちを伝えればいいのかを挙げていきます。
プレゼントを贈られたあなたが最初にすべきことは、笑顔を見せることです。表情は言葉と同様に、ときにはそれ以上に気持ちを伝える手段となります。よって、笑顔は必須であると心得ましょう。
そして、直ちに感謝の気持ちを述べてください。一般的な言葉として、さらに最も感情移入しやすい言葉として是非使って欲しいのは「ありがとう」です。シンプルではありますが、感謝の気持ちを最もストレート、且つ強く伝えるための言葉。
ありがとうは何度でも述べ、嬉しさを表現しましょう。一番肝心なのは、プレゼントを開けるタイミングです。贈り主として最も嬉しいタイミングは、贈った直後。
「開けてもいい?」と即座に言われると、プレゼントを楽しみにしていたワクワク感を感謝と共に伝えられます。贈り主にしても、笑顔で喜ばれ、「開けてもいい?」と直ぐに言われるくらいに楽しみにしてもらっているとわかれば贈った甲斐があるというものです。
つまり、プレゼントを開けるタイミングとしてベストと言えるのは、贈った直後と言えます。さらに、開けたらプレゼントの感想を必ず述べてください。
「ずっと欲しかったの」「どうして、私が欲しいものがわかったの?」といった気持ちを述べるのもおすすめです。
より、強くプレゼントの品が欲しかった気持ちが伝わります。
それから、実際に手に取ってみてください。じっくりと眺めることでプレゼントへ大きな関心を持っていることがわかり、改めて贈り主は「このプレゼントを選んで間違っていなかった」と大きな安心感を獲得します。
番外編として、贈りものを胸に抱いたり、贈り主をハグするのもいいですね。喜びが確実に伝わります。
反対にプレゼントを贈られた際のタブーについてもお知らせします。まず、絶対にやってはいけないのが、プレゼントをもらって笑顔を見せるところまでは良いのですが、プレゼントに興味を持たないことです。
例えば、久しぶりに会った友達からプレゼントを渡されたら、プレゼントよりも「それより、最近はどう?元気?」と質問攻めにしたくなる気持ちもわからなくはありません。
再会を喜ぶ高揚感がそうさせてしまうのかもしれませんが、それはタブーです。せっかく時間を掛けて選び、喜んだ顔を楽しみにしていた人にしてみたら、残念無念。
もちろん、感謝の気持ちは持っていたとしても、その振る舞いによって感謝の気持ちがストレートに伝わらなくなってしまうのです。
欲しいのもは自分で全て手に入れた。もしも、そんな人がいたとしても、誰かにプレゼントをもらったら喜ぶのが大人としての流儀です。
「あんまり物に執着しないんだよね」という本音があったとしても、隠すべき。決して贈られたプレゼントをおざなりにしてはなりません。
自分に似合わない洋服であったとしても、絶対に食べない食べ物でも、不要な郷土グッズでも。プレゼントには誰かの誠意が宿っていると心しておくのです。
そうすることで、プレゼントをおざなりに扱ったり、気持ちを踏みにじるようなことは一切なくなります。
このようにプレゼントは然るべき態度で受け取ること。そして、受け取ったら感謝の意を直ぐに述べること。また、プレゼントを開けるのは贈り主の目の前でが鉄則。
プレゼントの中身を確認したら、何度でも感謝の意を繰り返し述べ、贈りものを大事に扱う。これらのポイントを押さえておけば、あなたのプレゼントに対する感謝の気持ちはしっかりと贈り主に伝わります。
心と心の交流は、こういったやりとりひとつひとつがとても大切。どんな場面も丁寧に誠意を尽くして対応するようにすれば完璧です。