入学祝いは、いろいろお祝いをいただきます。
祖父母からはランドセルや机などを贈ってもらうこともあります。
いろいろお金もかかる時期なので、親としても本当に助かることも
ありそうです。
さて、日本ではいろいろなお祝いをいただいたときには、
必ずお返しをするという風習があります。
特におめでたいことのお祝いに対するお返しというと、
内祝いというかたちが多いですね。
でも実は入学祝いのお返しは贈ってはいけないものなのです。
つまりお祝いをいただくのは子供です。
子供はお返しはいらないということになるのです。
子供にいただいたものは、有り難く感謝していただくことが
一番です。
できれば子供から感謝の手紙を送ったり、電話でお礼を
言うことが一番適切なお返しではないでしょうか。
このようにお返しというものは、何でも返せばいいという
ものではないようです。
日本のお返しにはそれぞれに意味があります。
それを熨斗などで形に表わすというものも多くあり、
1つひとつの意味を大切にしているのです。
他にお祝いでお返しがいらないものは、やはり子供の
お誕生日などになります。
社会人になる最初の就職祝いはまだお祝いをいただく
ことがありますが、社会人になると次は結婚祝いなどまでは
いちいちお祝いはされなくなります。
つまり子供の成長に対するお祝いは、お返しはいらないと
いうことになります。
子供が大きくなればなるほど、子供からのお礼の言葉や
手紙などが大切になってくるのではないでしょうか。
すべて親任せという子供もいるようですが、子供なりの感謝の
気持を表わすようにしましょう。
例えば小学校や中学校の入学祝いなら、子供と一緒にお礼の
ご挨拶にお邪魔するなどということでもいいかも知れません。
そんなときちょっと奮発したケーキなどをお土産として
持って行くと喜ばれそうです。
親も子供がお祝いをいただいたときの行うべき言葉や
手紙などのお礼について、子供に教えるようにしましょう。